セッション(2日目)
④産業保健のいろは
テーマ |
産業保健のいろは |
コーディネーター |
佐藤幸子(リコー三愛健康保険組合/輝楽人) |
サブコーディネーター |
鈴木美和(新潟労働衛生コンサルタント事務所) |
コメンテーター |
村上恵理(産業医) |
内容 |
社員の健康と幸せづくりに関心のあるあなたなら |
レポート |
原点に帰る 私たちがテーマに「産業保健のいろは」を挙げたのは「初心・基本に帰る」という思いからです。テーマ選定の時に、自分達がもう新人ではなく(笑)慣れもあり目先の「~せねばならない業務 に追われる生活になりがちだという話になりました。そこでセッション参加を通し「産業保健」に関わるようになったきっかけや初心を思い出し、自分の「熱きプロ意識」を目覚めさせ、新たな気持ちでスタート出来るきっかけになればいいのではないかと考えました。口に出して人に思いを伝えれば自分の考えをまとめることが出来ます。また他の人の話を聞くことでの気付きを持つことが出来ます。学会長の話にありましたが、問いかけのポイントは原因追及の「なぜ産業保健?」ではなく「どのような気持ちで?」の思いを引き出せるような問いかけにしました。 ストレスチェックを入口に仲間づくり 産業保健分野では現在「ストレスチェック実施」が法制化され、各社実施にむけて対応に追われている状態です。普段、他社の進捗状況やストレスチェック展開に向けての活用方法や課題を確認・共有する機会はなかなかないと思います。だからこの機会に新たな気付きを持てるのではないかと考えました。また、同じセッションで知り合った人と繋がり、情報交換や連携が出来る仲間づくりのきっかけになるとすれば嬉しいですね。 (コーディネーターをさせていただいて) 共通認識 始まる前に気をつけたことは、このセッションでの「最終ゴール がぶれないようにすることです。一緒に受け持つサブコーディネーターの皆さんと目指すゴールを何度も確認しました。当日は参加者の反応や良い意見があれば拾い上げて、また参加者と共有化したいと思っていました。まさに「ライブ」なのでドキドキです。「ライブ」で何が起こるか想定できません。もし途中で話の展開がずれたように見えてもゴールされ定まっていれば戻れると思っていました。 大切な気付き 実際にセッションの参加者側から見える世界と、前に立って見える世界は大違いです。自分は資料を基にグループワークを折りませながらの教室展開の経験はありましたが、いざ会場の反応を掴みながら進めていくライブ感満載の展開は初めてでした。思った以上に頭が真っ白になってしまいました。ただ今回は最高のサブコーディネーターのメンバーに恵まれました。「わからなくなったら丸投げしてもらってもいいよ。」という心強いお言葉に励まされ、前に立たせていただきました。実際に、この拙いコーディネーターをフォローするためにサブの鈴木さん、鵜沢さん、村上先生には大いにご出演、ご活躍いただくこととなりました。「堂々としていて安心」という言葉からはかけ離れたコーディネーターになりましたが「放っておけない巻き込み力」という表現でフォローいただき本当に助けていただきました!話題を進行する上ではグループごとの話し合いの時間を大いに利用し、次にどう展開しようかと我々で相談する時間が持てました。結果的に参加者からは話し合いの時間を十分持ててよかったとご意見をいただきました。自分の課題としては、全体から思いを引き出す、尋ねる、また全体に返して皆で考えたり共有化したりするという技術はまだ磨きがいがあると感じました。ただ今回私は周囲から応援いただける「巻き込み力」という強みに気付かせていただき、セッションを皆様と共に作り上げることが出来ました。今度は私が誰かの「巻き込まれ役」になっていきます。このような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。 |