セッション (2日目)
[4]市民協働のまちづくり
~ (つ) つながり (ば) 場づくり (め) 目からウロコの○○○術パートⅡ~
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テーマ |
市民協働のまちづくり |
コーディネーター |
宮島 沙友里 (新潟県燕市役所) |
サブコーディネーター |
永井 優子 (新潟県燕市役所) |
内容 |
し : 知らないなんてもったいない! |
レポート |
【セッションの概要】 私たちがいつも生活する中で大切にしていること・・・たくさんの人とのコミュニケーション。その中でも、ちょっと工夫するだけで2倍も3倍も気持ちが伝わるコミュニケーションについて、劇あり、ロールプレイあり、実践ありの参加者体験型でより実感してもらえるようなセッションを目指しました。 [アイスブレイク] ここからつながりづくりのスタート!まずは『個と個をつなぐ』ため、ネームチェーンで席替え。新しいグループで『呼んでほしいニックネーム、自分の性格』を自己紹介しました。性格紹介では、見かけとのギャップに驚く人もいたり、不思議なことにグループメンバー全員が似たような性格だったり、見えない部分が垣間見れる自己紹介になりました。その後はグループメンバーの共通点さがし。見た目などの目に見えるものもあれば、性格やクセなどの目に見えないものもあり、たくさんの共通点を見つけ、グループの仲が深まりました。 [協働とは?] よく『協働』という言葉は聞くけど、みんながどんなイメージを持っているのか聞いてみると、「一緒に何かすること」と、だいたい同じようなイメージを持っていました。一般的に『協働』とは「いろいろな立場の人が同じところを目指し、それを達成するために協力すること」と言われています。これをチーム燕がわかりやすく説明すると、「一緒に考え、一緒に汗をかいて、結果や成果を一緒に味わうこと」!例えば、登山。みんなで山頂まで登るという同じ目標を持ち、どんなスケジュールで、どのルートで、どんなペースで登るのかを一緒に考え、そして登り、登頂できたという喜びを一緒に味わうといった感じです。ただ協働と言われて誰とでもすぐにできるものではなく、そのための関係づくりが必要になります。 [伝え上手になるコミュニケーションの秘訣] まずはこのセッションお馴染みの劇で、伝わりにくい伝え方、伝わりやすい伝え方を実演してもらいました。伝わりやすい伝え方とは・・・相手との距離を縮め、ちょっとしたボディタッチを入れる、抑揚をつけ、声のトーンを上げて話す、ジェスチャーをつけるなど。これに気を付けて話すことで、みなさんに与える印象がガラッと変わることを感じていただきました。「楽しかった」という一言でも、表情や声のトーンが言葉に矛盾したつまらなそうなものであれば、せっかくの「楽しかった」という思いも「つまらなかった」と伝わってしまいます。言葉は内容よりも、伝え方次第で、伝える人の気持ちや思いが伝わってきます。 伝え方がわかったところで、気持ちが伝わるコミュニケーションゲームに挑戦。その名も『はぁって言うゲーム』。8種類のさまざまな思いが込められた「はぁ」という言葉を、グループメンバーの1人に発してもらい、他のメンバーはどの感情がこもった「はぁ」なのかを当てるゲームです。なかなか難しい「はぁ」もあり、苦戦したチームもありましたが、同じ「はぁ」という言葉でさまざまな感情を表現できるということを体験しました。 [協働体験] グループ内の距離も縮まり、伝える力がアップしたところで、「新聞紙タワー」を作りました。新聞紙6枚、セロハンテープ30cmとハサミ、アイディアとチームワークだけを使って、どのグループが一番高いタワーを作ることができるかを競います。作戦タイム5分・実践タイム5分で、最高2m超のタワーが完成しました!自立しなかったタワーもありましたが「一番高いタワーを作るぞ!」という共通の目標に向かってたくさんのコミュニケーションを取り、力を合わせ「やったー!」「惜しかったね!」の思いを共有する…そんなプチ協働体験を楽しみました。体験の後はグループのよかったところ、メンバーの素敵なところについての振り返りとフィードバックを忘れずに。一連の体験をとおして、グループ内の結束力もより高まりました。 最後は2時間を一緒に過ごしたメンバーに“言葉の花束”を贈り合いました。参加者全員がそれぞれの場所でよい出会い・よい活動ができることを願い、温かい気持ちでセッションを終えることができました。 |