セッション(2日目)
②市民協働のまちづくり
~(つ)つながり(ば)場づくり(め)目からウロコの○○○術~
テーマ |
市民協働のまちづくり |
コーディネーター |
宮島沙友里(新潟県燕市役所) |
サブコーディネーター |
永井優子(新潟県燕市役所) |
ディレクター |
安川修平(サラウンド) |
内容 |
「楽しそう!」「難しそう…」“市民協働のまちづくり”にどんなイメージを持っていますか? 活動を通して共に成長できる市民協働のまちづくりは魅力が盛りだくさん!活動のターゲットや共に活動する住民だけでなく、スタッフのGood Lifeにもつながっちゃう!そんな活動の秘訣を、私たちと一緒に考えてみませんか?現在活動をしている方も、ちょっと興味があるという方も、是非お越し下さい♪ |
レポート | 【セッションの概要】 市民協働のノウハウはいろいろあるけれど、目指す姿や思いを共有し、それぞれの強みを活かしながら目標に向かうためには、一緒に活動する仲間を知り、いい関係を築くことは必要不可欠と感じています。 今回セッションをするにあたり、市民とスタッフがイキイキと活動している新潟県燕市の子育て応援団『まごまご会』のこれまでを紐解くことで、良好なコミュニケーションが市民協働の活動をより良いものに繋げてくれるということを私たち自身が改めて感じる等、たくさんの気付きを得ることができました。そんな気付きについて、参加者の皆さんと一緒に体感し語り合うことができ、ワクワク感が膨らむ楽しいセッションを目指しました。
[アイスブレイク] 「緊張を解く」だけでなく、これからの講座や教室に期待感の高まるような仕掛けを考えました。まずは自己紹介。ただ所属や名前がわかるだけじゃない!「10万円あったら何がしたい?」と、ちょっとその人となりがわかるような自己紹介をしました。さらに、1人で考えるよりもみんなで力を合わせることで、考えが広がったり、もっとドキドキワクワクが膨らむことを感じてもらいました。ここでは個人と個人がつながり、そこからグループのメンバーとの距離も縮まり一体感が高まる、そんな時間を過ごしました。これで話しやすい『場づくり』も完成!
[これからの健康とは?] 健康の概念には、食事や運動、生きがいや目標をもつなど様々なものがありますが、これからは「人生100年時代」。これからの「人生100年時代」を活き活き生き抜くには『つながり』が大切!そして実はこの『つながり』が市民協働のまちづくりにも欠かせない!ということで、ここからはつながり上手になれるテクニックをみんなで体験しました。
[つながり上手の秘訣] まずは、人間の五感からつながり上手について考えてみました。五感の中でも物事を考えるときの判断材料として、視覚83%、聴覚11%、味覚3%、臭覚1.5%、触覚1.5%というデータ結果があります。「人の見た目は3秒で決まる」と言われるほど、視覚情報は人に大きな印象を与えています。そこで無表情と笑顔どちらがいい印象を与えるか、ロールプレイを交えて体験しました。 続いて『伝え方』!伝え方には、見た目やしぐさ55%、声の質や大きさ38%、話す内容7%という、『メラビアンの法則』があります。それを基に、名女優の寸劇を交えて、「楽しいね」というセリフも表情や視線、声のトーンがそれに矛盾した「つまらなそう」なものであれば、せっかくの「楽しい」という思いは伝わらず、「つまらない」ものとして相手に伝わってしまうということを体感していただきました。 そしてもう1つ、『聞き方』!①話してる相手にからだを向ける②笑顔を向ける③うなずきや相づちを入れる。この3点を意識することで、話している人がもっと話したくなる、伝え上手と聞き上手で良いコミュニケーションがとれるということにつながります。
[活動事例の紹介] 石川雄一先生を講師に開催した『じぃじ力ばぁば力アップ講座』。講座を通して「何かやってみたい!」と気持ちが膨らんだ参加者と『まごまご会』を立ち上げました。「こんなことを一緒にやりたい!」というスタッフの提案から始まった活動も、今ではメンバーからのアイディアがたくさん盛り込まれた活動になっており、メンバーの普段の生活への広がりも感じています。 コミュニケーションをたくさん取ることはもちろん、活動時のメンバーの様子をよく見てフィードバックすることで自信がふくらみ、主体的な活動や楽しみ・やりがい等、メンバーやスタッフのwell-beingにつながっています。そこで参加者のみなさんにもお互いにプラスメッセージをフィードバックする、良いコミュニケーションを体験していただきました。
[セッションの感想] たくさんの体験やロールプレイを交えたことで、こちらの伝えたかったことが届き、みなさんの気づきにもつながっていたら嬉しいです。参加者のみなさんからも「こんなことができるんだ」、「自分もこんな教室やってみたい」とうれしい言葉をいただきました。私たちも参加者のみんなの温かさに助けられながら、参加した人しか味わえない特別な喜びを感じることができました。ありがとうございました。 |